発達障害グレーゾーン中学生VS数学の連立方程式

子ども

発達障害グレーゾーンの診断を受けているわが子

やってきました。奴が・・・。

中学校数学の強敵『連立方程式』との対決が・・・。

昨年、中一で習った方程式も曖昧なまま何となく問題を解いているのが気になっていました。
今ちゃんとやっとかないと連立方程式をやった時に困るよと
声はかけていたものの、面倒くさがり&勉強キライの息子はさらっと流していました。

そして時は来ました!

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発達障害グレーゾーン中学生VS連立方程式【第1ラウンド】

学校で習った時からすでに息子の頭の中には“???”が増えていってたようです。
しかし何とか息子なりに食らいついていました。

まだ息子でも理解できたのは加減法です。
しかし、代入法が追加され、プリントでは代入法で解くようにと指示が出る問題がありました。

もちろん、加減法で何とかしのいでいた息子はあっさりとノックアウト

解答の数式を見てもなぜその式になるのか分かりませんでした。

イライラしながら宿題を進めていたのでちょっと声をかけました。
すると返ってきた言葉は予想どおり

『うるせー。なんでこんな式になるのか意味わからへん』と既にイライラMAX
ちょっと見せてよと私が声をかけると
『この問題ヒントなしで解いてみろよ』と挑発的に言いました。
私には解けないと思っていたようです。

そこで、プリントを見せてもらい
私は問題を解きました。
『答えはx=2、y=-5』と言うとラッキーな事に合ってました
内心ではドキドキしていました。
息子はまさか私が問題を解けると思ってなかったようで
豆鉄砲を食ったようにポカーン( ゚д゚)となりました。

少しだけ親の威厳を見せられたかもしれません。
ほんの少しですが。

実は私も中学生の時に連立方程式で躓きました。
だから、頑張って勉強したのです。
解けるようになった時の喜びは今でも覚えています。

発達障害グレーゾーン中学生VS連立方程式【第2ラウンド】

息子の宿題の中には6問ありましたが、私は全問正解できて息子はほぼ全滅でした。
その時点でどーんと落ち込んでいます。

本人なりに解答を見ながら何とか理解しようとやっていました。
その様子を見ていて気付いたことがありました。

ちょっとしたミスが多いということです。
例えば、移項するとプラスとマイナスが逆に変わるのにそのままだったり、
カッコを外す時の計算ミスなどです。

その原因となっているのは途中の式をすっ飛ばすことでした。
計算できる空白が少ないからか無意識にやっているようでした。
そこで、白い紙を持ってきてそこに細かく式を書くように言いました。
私の説明では意味が分からなかったようなので
実際に息子の横で一つずつ式を分解していきました。
移項したら一行
カッコを解体したら一行
細かく途中の式を書いて見せました。

最初は分からないからイライラしていました。
息子はイライラをため込むことができずしょっちゅう発散するタイプです。
プリントにあった6問を時間をかけて一つずつ説明をしました。
同じパターンを数回見たところで腑に落ちたようです。

式を解く法則がちゃんとあるんだと分かったのです。

理解すれば後は簡単!
数をこなせばできるようになります。

何とか自分の中で納得できる解き方を見つけたようです。

第2ラウンドは辛くも勝利?

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発達障害グレーゾーン中学生VS連立方程式【第3ラウンド】

後はここだけ!
それは息子自身の頭と体に連立方程式の解き方を定着させることです。

プリント見て私が中学生の時とあまり変わらなければ・・・

実は連立方程式は“代入法”のみマスターすれば良いと思っています。

加減法と代入法の指示がない場合はどちらで解いてもOKです。
しかし、ある程度の問題には“代入法”でと指示があります。

それなら代入法だけで全問解いても良いですよね?
簡単な加減法に目を取られていた息子ですが、
逆に代入法のみですれば覚えて定着されるのは一つで良いですよね?
その方が楽じゃないと言いました。

納得した息子は代入法のみを繰り返し問題を解くことを繰り返しました。

これでほぼ連立方程式はクリアしたのではないかと思っています。

第3ラウンドでやっと完全勝利です。
後はこの結果が試験で出せたら完璧ですね(#^.^#)

最後に

1つ分からなかった事が分かった時って嬉しいですよね?
出来なかった事が出来た時は快感ホルモンが出ると言われています。

それは大人でも子どもでも同じで
いわゆる“成功体験”です。
その成功体験を増やすことで元々、自己肯定感が低い発達障害グレーゾーンの子どもは自信につながります。

自分もやればできるんだ!

そう思わせることができれば、やはり努力をするようになります。

努力してもできないという失敗体験がたくさんあっても
1つ成功体験が増えれば必ずプラスにつながります。

息子の場合は、
この連立方程式と言う難関をクリアしたことで
大きな自信につながりました。
その一つの小さな成功体験から得た喜びによって
勉強に対する意欲が少し高くなってきました。

苦手なものも伸ばすことができるということを知った息子は
いろんな事に挑戦するようになりました。

親の私も驚くことばかりです。
勉強に関してはまだどのような結果が見れるか分かりませんが、
息子自身の成長を見ることができているというは
私のとっても大きな喜びです。

合わせてこちらも目を通して参考にしてもらえたら幸いです。
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