
熱中症は危ないから予防しようと言う事はもう周知の事となりつつあります。
報道番組でも救急搬送されたというニュースはたびたび見かけます。
救急搬送されたり、適切な処置をされたらすぐに治ると思ってませんか?
実際に熱中症になった人はどれくらいの期間で完治したのでしょうか?
熱中症で救急搬送されたAさんは何か月かかって完治した?
とある工場で激務をこなしていたAさんは真夏の午後に倒れました。
すぐに救急車で病院に搬送されました。搬送された時は意識がなかったようです。
数日間の自宅療養後、しばらくは時短出勤をしていました。
それからは数日に1度通院されていました。
どうやら熱中症のその後が良くないそうです。
その工場ではたくさんの商品を製造していました。
機械設備がたくさんあり、エアコンがたくさんあるのに効いていると思えないほど暑い日々でした。
屋内での作業なのに、気温湿度共に危険状態だったようです。
特にそのAさんが作業している場所が一番暑い場所でした。
当時、業務が多くAさんがいる部署では深夜から明け方までの残業が日常茶飯事となっていました。
疲労とストレスも相当溜まっていたことでしょう。
Aさんはその後にもまた倒れたのです。
治りきってない上に、休めない環境のため無理をしたのでしょう。
一進一退を繰り返し、Aさんは冬頃になってやっと完治したようです。
完治するまでにかかった期間は5か月です。
意識障害が出るほどの熱中症にかかった人は個人差はあるものの、数か月ほどかかるようです。
また、病院に通院しなくなってからも体調はすぐれなかったようです。
元々、細身のAさんはげっそりして見えました。
その後はしっかりと回復されたようで、通常勤務に戻っていました。
熱中症で体調を崩したBさんは何か月かかって完治した?
同じく工場で働いるBさんは軽度の熱中症にかかりました。
午後を過ぎてからめまい、頭痛、吐き気、全身の倦怠感に襲われました。
めまいがひどくなったため、早退しました。
Bさんは軽度だったので翌日から出勤できました。
今まで以上に熱中症対策を試みました。
保冷剤を入れたタオルを首に巻いたり、スポーツドリンクを常備してちょこちょこ飲んだり、
塩飴を口に含んだり。
めまいは当日にゆっくり寝たことですぐに治りました。
しかし、ひどい頭痛だけは治りません。
しっかりと睡眠を取って、万全の準備をして出勤しても
気温と湿度が上がってくる午後になると頭痛はひどくなります。
そして、倦怠感はずっと続きました。
何とか日々の業務をこなすことができたものの、
家に帰れば1時間ほどは動けなくなりエアコンの効いた部屋で横になっていました。
結局、Bさんの頭痛が治ったのは、12月でした。
熱中症の予防が必要な理由
熱中症の症状が出てからすぐに処置をしたAさんとBさん。
Aさんは2回も倒れてしまい、Bさんは軽度だったにもかかわらず完治まで長期間かかりました。
熱中症の対策や予防が必要と言うのは死に至る可能性があるからというのは一番ですが、
それ以外にも理由があります。
・完治までに時間がかかる。
・再発の可能性が高い。
・特効薬がない。
症状が重い人は数か月の通院が必要となる場合があります。
入院した人はもっとツライ症状が続くようです。まるで自分なのに自分でないような体だと思ってしまうようです。
再発の可能性が高いというのは、治りきってないのにまた無理をしたり、職場環境が変わらないなどの理由があります。
熱中症には特効薬がありません。そのため、対処療法が中心の治療となります。
まとめ
ここに出てきたBさんは私です。
数年前に軽度の熱中症になりました。
それほど、症状がひどくなかったため、当時は病院には行きませんでした。
というか私もかなり多忙で休みを取ったり、早く帰ることが難しい職場でした。
そのため、自分でできる熱中症対策はやってみました。
しかし、体力も落ちていたからかそれほど効果を得ることができませんでした。
数か月もツライ思いをしました。
翌年になっても作業環境は特に何も変わりませんでした。
そして、気を付けていたので熱中症にはなりませんでしたが、
それでも気温が上がる午後になると倦怠感が出てきたり、帰宅後はしばらくエアコンの効いた部屋で
横になる日々でした。
個人差があるので、熱中症にかかりやすい人とかかりにくい人がいます。
最終的には自己管理をするように言われてしまいました。
もちろん、それは私自身も分かっています。
工場のため、首に保冷剤をまくというのも危険因子ということで禁止となり、
制服も長袖長ズボンです。
自分の中ではもう限界だと感じた私はその年の末に退職しました。
見た目に何ともなく見えても実は後になっても症状が続くというのは
訴え先もありませんし、自分がツライだけです。
熱中症から体を守ることができるのは自分だけです。
対策や予防をすることである程度は回避できると思いますので
自分の体や環境に合った予防法を見つけるようにしましょう。
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