断捨離することで得られるのはキレイな部屋だけではない

生活

断捨離を始めてから数年が経ちますが、まだ自分の納得できる状態にはなっていません。
本来、断捨離は勢いをつけて一気にするものかと思いますが、私はかなりスローペースでの実践となっています。

何度も途中で挫折して、またしばらくすると再開するというのを繰り返しているからだと思います。
それだと全く変わってないのかというと少しずつですが、改善しています。

なぜ、そこまで断捨離に拘っているのか?
自分は何がしたいのだろうか?

断捨離に挫折したけどまた再開した理由

家ではなく職場での経験から断捨離する必要性を理解したからです。

恥ずかしながら短期間で職場を転職するということをしたことがあります。
数年前になりますが、同じ業種、同じような職場環境を経験しました。

A社(半年勤務)、B社(2年以上勤務中)の2社での経験。

A社は事務室に入ると所狭しと書類が置いてあり、その配置方法は新人のうちには理解できないものでした。
更には書類があちこちに置いてあるため、行方不明になるということが日常茶飯事でした。
しょっちゅう誰かが書類を探していました。
過去の書類を置いてある場所も乱雑にただ置いてあるだけなので少し前の書類を探すだけでも1時間かかるということは普通でした。

そんなA社は人間関係や仕事状況も厳しいものでした。誰かがイライラしていたり、ミスを責められたり、常に緊張感がありました。
緊張感と言ってもできれば避けたい内容の緊張感です。怒られたらどうしよう。などのマイナスのものばかりです。
当然、人の出入りも激しくしょっちゅう求人を出していました。

私も精神的に続かず、半年程度で退職してしまいました。

次にB社に入社しました。
事務室に入って驚きました。整理整頓が行き届いており、すっきりした状態でした。
働いている人たちも穏やかで、ミスがあった場合はそのミスの原因を突き止め、再発防止策をすぐに考えていました。

書類もきちんと分けて保管されているため、行方不明になることはほとんどありませんでした。
A社ではしょっちゅう書類を探していたけど、このB社で書類を探した事は数えるほどしかありませんし、必ず見つかります。

仕事上の緊張感はもちろんありますが、休憩時間は穏やかで人間関係もかなり良好でした。

同じ職種なのにここまで違うのはなぜなんだろう?って考えました。
経営者の性格は確かに正反対でした。それだけではなくやはり働く環境も影響しているのではないかと思いました。

徹底的に管理をしているB社ではどこに何があるのかが新人でもある程度すぐに分かるほどはっきりしていました。

明らかにミスの数も違っていました。かなり少ないのです。

人の出入りが少ない分、長年勤めている人ばかりです。キャリアを積んでいる分、余裕があるというのもあるかもしれません。

その正反対の職場を見た時に、断捨離の必要性を再認識しました。

断捨離をしては止まってまた始めるその繰り返し

断捨離の必要性を再認識した私はまた家で断捨離を始めました。
“捨”についてはかなりできるようになったと思っています。それでもやはり物を捨てるということに罪悪感があるのは事実です。
それでも家をキレイにしたいという思いから続けてします。

捨てることに罪悪感を持つことは良いと思っています。それはその罪悪感を減らすために“断”ができるようになるからです。

家に持ち込まないこと。それができるようになってくると自然と“捨”の対象となるものが減るからです。

少しずつ持ち込む物を減らすことができてくると捨てる量は減ってきています。

仕事が忙しくなってきたり、精神的に余裕がなくなってくると私の断捨離は突然、ストップします。

そして、また落ち着くと再開します。

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ストップすると当然、また物が増えて部屋の中はゴチャゴチャしてきます。
ですが、“元の状態”には戻らなくなってきました。

それは意識してないまでもどこかでキレイな方が気持ちよく過ごせることが分かってきているからだと思っています。

我が家では片付けができない私にプラスして発達障害グレーゾーンの子どもたちがいます。
その子どもたちの行動はかなりすごいのでそこを片づけるだけでも時間がかかります。
靴を並べたり、使った物を元の場所に戻すことができないので子どもたちが家にいる時間が長くなればすぐに散らかってしまいます。

ティッシュがなくなった場合、その空き箱は放置され、ちょい置きの物はどんどん増えていきます。

見つけては片づけ、見つけては片づけを繰り返しています。

でも子どもたちも本当はきれいな部屋が良いことが分かっています。

しかし、それを自分が意識してきれいにするという気持ちはありません。子どもたちは外でストレスがたくさん溜まるので家でのんびり過ごすことで発散しています。
その気持ちは私も分かるので強制はしていません。

自主的にできるようになるまで私が片づけを見せる方法を取っています。

少しずつですが、共有スペースへの私物持ち込みは減ってきましたし、玄関などに荷物を置きっぱなしにすることはなくなりました。

本当に少しずつ、意識は変わってきていると思っています。

定期的な断捨離で少しずつステップアップ

我が家の断捨離は長期休暇中にすることがほとんどなので、年に3~4回ほどしています。

一時的にでもスッキリすると部屋の空気が違うように感じます。それは子どもも感じてくれているように思います。
そのスッキリした部屋の空気を維持はできませんが、それが良いものだと思ってくれるようになりました。

私自身もやはりスッキリした部屋の方が心地よいと思っています。

今年はもちろん、GW中にもかなりの断捨離をしました。
特に私の中では今まで手を付けてこなかった場所も断捨離できたのでかなりの爽快感を味わって満足しています。

何度も繰り返す事でだんだんきれいな状態を維持できる時間も長くなっています。

次の課題も見えてきたのでまたお盆休みには更に良い状態へ持っていけるようにしたいと思っています。

私にとって、次の課題は個人のちょい置きスペースを作る事です。
現在は、ちょい置きスペースがないのでみんながついつい置いてしまう場所があります。
そこはできれば物を全く置かず、フラットにしておきたい場所なのです。しかし他に置く場所がない物たちが常にそこにあります。
その物たちは定期的な断捨離の時には一旦は姿を消しますが、また後日になると現れますのでまだ定位置ができてないのです。

我が家で定位置がないのは、ハンドクリームや薬、サプリメント等々があります。

なぜ定位置が出来ないのかというと、置きたい場所と使う場所が違うからです。
そこには家族の事情があるためそうなってしまうのです。どのように対策することで上手くいくのかが次の課題だと思っています。

今まではそこまで手が付けられていませんでしたがやっとそこまできました。
少しずつのステップアップですが、いつ誰が来ても迎えられるような家を目標にしたいと思います。

まとめ

私が断捨離に拘ってしまう理由は、キレイな状態だと物事がスムーズに進むことを実感したからだと思います。
やはり上手く進めば嬉しいです。家の中もそうだと思っています。ある程度は問題なく進むのにここぞって時に上手くいかないことがあります。
それは部屋の中が汚いという理由だけではないことは分かっています。
ですが、少しでも上手くいかない理由も減らしたいし、家で過ごす時間も大事にしていきたいと思っています。

物が少ない部屋は過ごしやすいと思うようになってきたのでそこが私がこだわる理由だと思っています。

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