子どもが中学校の担任の先生と合わない時、家庭ではどうしたら良い?

子ども

子どもの担任の先生ってとても大事ですよね。

先生が良いとか悪いではなく、
子どもとの『相性』が良いか悪いかによって
その一年が大きく左右されます。

特に中学生くらいになると
大人に対しての反抗期があるためとても難しいものです。

子ども自身の心も揺れ動きますし、日によって感じることが違ったり
ちょっとしたことで先生に反抗することもよくあることです。

自分の子どもが担任の先生と合わない時、家庭ではどのようなことができるのでしょうか。

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子どもが中学校の担任の先生と合わない時、親は何ができる?

人間同士なので、合う人と合わない人がいるのは当然だと思います。
学校の先生だって人間ですし、子どもの方はまだまだ未熟です。

そうは言っても、担任の先生と合わないと困ることも出てきますよね。

親があまり口出しするのは子どもにもよくありませんが、
あまりにも子どもがツラそうだったり、担任の先生への態度がひどくなってくると
どうにかしたいと思いますよね。

子どもが中学校の担任の先生と合わない時、
家庭ではどのようなことができるのでしょうか。

できれば、事を荒立てない方で何とかしたいものです。

子どもの愚痴を全て聞く

まず、子どもがなぜ先生と合わないと感じるのか、どうして先生がキライで何がイヤなのかという
原因になることを突き止めることが大事です。

そのためには、今の時点で子どもがどう思っているのか
どんな事に対して不満を抱えているのかということを聞き出しましょう。

担任がキライという場合、
ある程度の話は子どもからすぐに出てくることでしょう。

もし、その先生に担任をもってもらったことがあるというママ友や
過去に担任をしてもらっという子どもの話を聞けたら聞いてみましょう。

中学生くらいの多感な年ごろの子どもは、
大人に対する矛盾をキライます。

言っていることがその時々で変わったり、
話す子どもによって言うことが変わるというような先生は真っ先に嫌われます。

子どもは先生の行動や言動を本当によく見ているからです。

平等ではない、言うことがコロコロ変わる。
理不尽に怒られたということがあった場合、
その先生がキライになるということはよく聞く話です。

また、ある生徒だけを可愛がっているように見えたりすると
それも理由の一つになります。

先生からすればそんなつもりはなくても、
それでも先生だって人間ですから信頼されている子どもの方が可愛いものです。

反発ばかりしてくる生徒よりも
慕ってくれる生徒の方が可愛げがあると感じます。

子どもが先生のどういうところに対して不満を持っているか
聞き出してから対策を考えましょう。

大人の立場を教える

先生の対応が理不尽と思う子どもの言い分は100%信じないで下さい。
子どもを信頼していないということではなく、
あくまでも子ども側の一方的な言い分だけしか言いませんので
その状況を客観的に見ることができない親は推測するしかありません。

子どもからすれば理不尽だと怒っているケースでも
よくよく話を聞いてみると先生側の言い分の方が正当な場合も多いです。

それは子どもだから仕方がありません。

大人でも自分の感情を上手くコントロールすることが難しい時があるのですから
子どもの場合は、怒りの感情が先にばーんと爆発してしまうことがあります。

落ち着いて考えてみると先生の方が正しいということはよくあります。

子どもが怒っている時は、まず否定をしないで話を全部聞きますが、
その後に、話を聞いた中で思ったことを子どもに話してあげましょう。

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子どもの言い分は分かるけれども、学校(先生)という立場からだと
致し方ない部分も多くあるものです。

合わない人がいるということは普通だと教える

担任がキライと言い切って、親の話も聞く耳を持たない状態になっていることもあるでしょう。

そういう場合は、

『合わない人は必ずいるんだ』ということを教えましょう。

学校の同級生の場合は、合わない人や苦手な人、嫌いな人とは
積極的に関わらなくても問題がありません。

ですが、担任の先生となると関わらざるを得ません。

苦手でも必要最低限のコミュニケーションを取る練習だと思って
根気よく子どもに教えておくのは、
子どもが社会に出た時にも役立つことだと考えています。

文句を言ったり、悪口を言うのは誰でもできますが、
聞いていて気持ちの良いものではありません。

言葉というのは一歩間違えたら『攻撃力の高い凶器』になってしまうものです。

友だち同士の何気ないやり取りではOKであっても
信頼関係のない相手には暴力にすらなってしまうということを
子どもにも知ってもらいましょう。

言う側は簡単ですが、言われた方がツラいものです。

担任の先生だって同じだと思います。

悪気があるという場合は稀なケースではないでしょうか。

先生も悩んでいるかもしれません。
プロと言っても完璧という訳ではありませんし。

担任意外に信頼できる先生を見つける

子どもにとって学校で過ごす時間が長いし、担任の先生とは毎日のように顔を合わせます。

相性の悪い先生もいるんだって頭で分かっていても
気持ちではツライものです。

長時間過ごす学校でのことは、親よりも先生に相談にのって欲しい時もあります。

そういう場合は、部活の顧問や他のクラス担任だけど何かの授業を担当してもらっている、
以前の担任の先生など他の信頼できる先生を見つけておくと
何かあった時に相談しやすいのではないでしょうか。

相談することがなくても、
ちょっとした会話ができるような先生が1人いると
中学生の子どもにとってはとても心強いでしょう。

気分転換をする

担任の先生がキライという場合、愚痴が多く出てくるでしょうから
家では子どもの言い分を否定せずに聞きましょう。

そして、学校以外の場所でリラックスできる場所、楽しい場所
気分転換できる場所に連れて行ってあげるのも良いですね。

どうしても困ることがある場合

対策を考えてみてもどうしても困る場合は、
親が1人で学校に行くのは勇気も必要ですし、子ども側だけの言い分では
正当性は分かりません。

どうしても学校側に意見を入れたいという場合は、
事前に同じクラスの保護者の方と連絡を取り、情報収集をしてみましょう。

他にも同じような気持ちでいる子どもが多ければ
ただの好き嫌いという理由ではないかもしれません。

あまり良い話ではありませんが、
先生に適性のない人もたまにはいるみたいなので
そういう場合は、なるべく多くの人と連携して、事実確認をした上で
学校に連絡を入れた方が良いでしょう。

最後に

子どもが中学校の担任の先生と合わない場合、
特に困るのが受験生(中3)です。

進路の相談や懇談も多くありますし、
願書や面接の練習などもあるため、他の学年に比べると
担任と話をする機会がとても多くなります。

先生と上手くコミュニケーションが取れてないと
段取り良く進むはずのことですら、上手く進まない場合も出てきます。

キライという感情は仕方がありませんが、
割り切って最低限のコミュニケーションを取るという方法を身に付けていくのも
大人になるためには必要ではないかと考えています。

子どもだから何を言っても良い、何をしてもいい。
先生に対しての不満は思ったままにぶつけたり、吐き出して良いという訳ではありません。

中学生はこれから大人に成長します。
成長段階の途中だからこそ、気持ちのコントロールは難しい部分ですが、
親や周囲の大人、また信頼できる先生の協力を得て、
学校生活を送ることができれば良いですね。

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