部活を辞めたいという子どもには親からはどんなアドバイスをしたら良い?

子ども

中学校や高校、大学でも部活動が盛んです。

勉強以外に何かを頑張ることは素晴らしいことです。
学校生活の中でも一生懸命に何かを続けるということは
本人にとっては楽しい経験にもなりますし、
続けるということの大変さや楽しさ、達成感も感じることができます。

受験の時にも部活動を続けたということは評価されると言われています。

せっかく、部活動に参加したのに子どもが部活動を辞めたいと言った時に
親はどのように子どもにアドバイスをしたら良いのか考えてみました。

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部活を辞めたいと子どもが言った時、メリットとデメリットを考えてみよう

部活動に参加し、引退まで続けることができた場合は大きなメリットがあると言われています。

まずは、部活動に参加することのメリットとデメリットを考えてみましょう

部活をするメリットとデメリットは?

メリット

・勉強以外の活動は受験にプラスになる
・仲間ができる
・続けることの大変さや厳しさを学ぶことができる
・先輩や後輩と交友関係が広がる
・達成感や満足感を感じることができる

デメリット

・長時間の拘束、休みが少ない
・勉強が疎かになる
・自分の時間がない

部活動に参加しないメリットとデメリットは?

メリット

・放課後の時間が有効活用できる
・趣味などの時間を作ることができる
・アルバイトができる

デメリット

・受験や就職時に評価してもらえる項目が減る
・遊んでばかりになる
・友だちが少ない

一般的なメリットとデメリットをまとめてみました。
全てが当てはまるということではありませんが、参考にしてください。

部活動に参加しているのはおおむね良い評価を受けることが多いです。

親としてはせっかく子どもが決めて入った部活を辞めるというのは
認めたくないと思ってしまいます。

今後の子どもの分岐点で少しでも良い評価を受けて欲しいという
願いもあると思います。

ですが、ここで考えて欲しいことは

・部活動は誰からから評価されるためにするのではない

評価をしてもらいたから参加する部活動は楽しいものでしょうか?
部活動の意義は学業以外にも何か熱中できる活動をすることなので
まず、子ども本人がやりたいという気持ちが大事だと思います。

部活を辞めたいと子どもが悩んでいる場合は理由を明確にしましょう

子どもが入っている部活を辞めたいと親に相談してきた場合、
まずは子どもの本心を突き止めることが必要です。

子どもは最初から本音を言わない可能性があります。
例えば、『勉強する時間が欲しい』などです。

ですが、本心は違う場所にあるという場合が多いですよね。

子ども本人に判断を任せるというのも方法ですが、
最終判断は子どもに委ねても良いのですが、
本当の気持ちを引き出してからにしてみませんか?

中学生以上になると子どもは全て本音で言いません。

部活を辞める理由で多いものはこちらです。

  • モチベーションが続かない
  • つまらないと思っている
  • 仲の良い友だちいないから孤立している
  • いじめられている
  • 練習がハードでキツイ
  • 上手くならないので面白くない
  • 彼女・彼氏と過ごす時間が欲しい
  • 試合に出られないから意味ないと思っている
  • もっと遊びたい
  • やる気が出てこない

部活内で友だちがいないとか、先輩や同級生にいじめられているということだと
簡単に辞めるなということは言わない方が良いですよね。

子どもの本音を引き出すためにはまずは子どもが言っていることを否定しないで
時間をかけて引き出す事が必要です。

両親共働きという家庭も増えてきたので
親も時間がないということはありますが、
少し子どものために時間を取ってみてはいかがでしょうか?

部活が一時的にイヤだと思っているのか、耐えられないほどツライのかによっては
親からのアドバイスは変わってくると思います。

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部活を辞めたいと言う子どもに親からのアドバイスはどうしたら良い?

友だち関係で悩んだり、朝起きられないほど部活に参加するのがツライという場合は
やめることを前提にアドバイスをすることが良いと思います。

部活を辞めるデメリットよりも子どもの心身の健康を取り戻すことを優先したら良いでしょう。

部活が全てではありません。

ちょっと、部活が楽しくないな、モチベーションが上がらないなという場合は
悩んでしまうところです。

一時的なものなのか、興味がなくなってしまったのかを見極めるのは難しいですよね。

大人でも何かを続けると決めても続けられなかった経験を持っているという人は多いと思います。
子どもが入っている部活に興味がなくなった場合も考えられます。

遊びたいがために、辞めたいと言われると
親はすぐには『部活辞めてもいいよ』とは言い難いものです。

その場合、メリットとデメリットを子どもにしっかりと伝えるのが良いです。
伝えた方が良いことを伝えた上で、子ども自身に判断を委ねましょう。

もしかしたら、別の部活に入ってみたら
楽しくなるという場合も考えられます。

最初から最後まで続けることが良いという風潮は
教育現場には定着しています。

ですが、社会に出た時はちょっと違うと思いませんか?

多様な社会ですし、選択肢も増えています。
やってみて合わないからやめて、別のことを始めたら
それが上手くいくということは多々あります。

子どもの人生は、親の気持ちをアドバイスとして伝えて、
判断は子どもに任せた方が良い結果につながる可能性が高いと思っています。

子どもがどうしても部活を辞めたいと言った場合には
こちらの図書も参考になります。

親の意見や気持ちを押し付けるのではなく、
考え方を伝え、続けた方が良いとアドバイスをしても良いでしょう。

ですが、子どもの状態を見て、辞めるというアドバイスも選択肢の一つとして持っておくと良いと思います。

最後に

子どもにとって学校生活が楽しいことは親の願いです。
学生の頃の活動はこれからの人生にプラスになることが多いですよね。

親も部活をやっていて良かったという人もいますし、そうでない人もいます。

教育現場では続けることが良いとされていますが、
子どもはみんな同じではありません。

色々な考え方、
時間の過ごし方への思いというのは
性格によっても変わってきます。

ゆったりと過ごす時間がある方が良い子どももいます。
精力的にいろいろなことをしているのが楽しいという子どももいます。

こうしなければならないということは何もありません。

子どもにとって良い学校生活はみんな違って良いものです。

子どもが大人になった時に学校は楽しかったなと思えるような
学校生活を選ぶことができると良いですね。

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