高校や大学へ進学するか就職するか
自分の将来について悩む場面がたくさん出てきます。
親はなぜ子供を進学させたいのか?
子どもは進学か就職するか決めるだけの判断材料を持っていません。
では何を基準に考えることで
将来、後悔しなくても済むか考えてみましょう。
進学か就職か迷ったら徹底的に話し合いましょう
親子で思いっきりぶつかる最初のイベント?は進学問題という話は
よく聞く話です。
親は親の考え方
子は子の考え方
それぞれが違う方向を向いているというのは普通です。
なぜなら別の人格だからです。
そこまではみんな当たり前って言います。
でも、当たり前なのに
相手の言うことをまともに聞こうとしないのはなぜでしょうか?
自分の方が正しいと思っているから
というのがほとんどでしょう。
進学や就職の選択次第でその後の人生が大きく変わることを
目の当たりにしてきた親世代は保守的に慎重になります。
子どもはそういう現実をまだ見ていませんから
希望的観測で進みがちです。
どちらが正しいとか間違っているということではありません。
感情的にならずに何度も話し合いをしてみましょう。
進学と就職のメリットを考えてみましょう
進学のメリット
・知識が増える
・交友関係が広がる
・専門分野の勉強ができる
・学生生活を楽しむことができる
・就職の際に、学歴があるので応募できる企業が増える
・アルバイト経験ができる(複数の職種を体験しようと思ったらできる)
正社員として働く前に仕事とはどんなものかという端っこを見ることができる
就職のメリット
・早く社会に出られる
・若いうちに社会性が養える
・自分で稼ぐということを早く実感できる
・早く自立ができる
・就職することでしっかりしてくる
・経済観念ができる
これだけを見ると大学卒業した方が良いように思いますが、
日本での有名な方々は意外と早くから働いています。
有名な人では・・・。
松下幸之助さんは最終学歴は小学校と言われています。
斎藤一人さんは中学卒業して働いているそうです。
必ずしも高学歴だから活躍できるという訳でもありません。
進学させたい親の気持ちは?
いつかは就職するので結果は同じだと言われるかもしれませんが、
日本ではかなりの差が出るんです。
入社した時点での最終学歴によって初任給が違います。
上り幅も違う、昇進できる管理職も違うなど
大手になればなるほど大卒で入社する方が条件が良くなります。
企業によっては大卒、院卒しか採用しない会社もあります。
親はそのことを知っているので
できるだけ子どもを大学に進学させようとしています。
特に今現在、就きたい職業や目標がない子どもの場合は
選択肢を広げるためにも“勉強することを勧めます”
もしも希望の職種ができた時に選択肢に入れることすらできない状況だと
もったいないですよね。
ではなぜ、大学卒業だと良いのでしょうか?
現在、日本では未だに学歴社会が続いています。
採用する会社はなぜ大卒を欲しがるのでしょうか?
・専門知識を持っている人が欲しい
・大学を卒業できるだけの学力がある
・苦手な科目でもある程度、頑張る力を持っている
・得意科目を伸ばす方法を知っている
などなど理由は後付けでもいくらでもつけることができます。
私がある知人から聞いた話で納得できたので紹介します。
その知人は人事を担当している人でもなく普通の個人事業主さんです。
以下、その方の言葉より抜粋しました。
その理由とは勉強をしている間にたくさんのスキルを身に付けていることが魅力だから。
その魅力とは、苦手な科目でも点数を上げるために工夫をしたり、得意科目を伸ばしていったり、できないことがあってもすぐに投げ出すのではなく、工夫をしたり教えてもらったりしながらできなかったことをできるようになるというプロセスを体験することで忍耐力を持っている
そういう自分で考え、工夫をしたり乗り越えていく力を持った人が欲しい。
でも、そういう力を持った人をたった数分の面接で見抜くことは難しいから大学入試を乗り越え、卒業までできるという部分で判断しているのではないかと思う
大きな企業であれば入社すれば新入社員は一斉に新人研修を受けます。
現場に出るまでにある程度、職場でのマナーや必要な知識を学ばせます。
人を育てるために労力も時間も費やしています。
その費やしたものを会社に還元してもらいたいと考えるでしょう。
すぐに辞めてしまう人は必要ではないのです。
今までとは違う環境であっても、続けられる人が欲しいんです。
進学か就職するか迷ったらまずはこうしてみよう
当たり前ですが、先生や先輩に相談してみよう。
親だけの意見というのはどうしても偏ってしまいます。
子ども本人の意見というのも
視野が狭い分、偏りがちです。
先輩というのは知っている人も良いですが、
卒業して数年過ぎた人に話を聞く機会があれば体験談として聞いてみましょう。
そういうチャンスがあれば
親子で聞いてみたいものです。
そして、次に
勉強をしましょう。
進学をしても就職をしても何かを学ぶ、覚えるということは続いていきます。
就職すればもう勉強しなくても良いということはありません。
必要な資格やスキルがあれば
学校の試験のような勉強ではなく
結果を出す勉強が必要となります。
勉強をする、学ぶということに終わりはありません。
勉強するのが嫌だから就職するという安易な選択をしてはもったいないです。
やりたい仕事が決まっているなら就職をすることが良いでしょう。
最後に
私は大人になってから後悔をしました。
もっと、勉強しておけば良かったと。
今、学生の人は思いっきり勉強してください。
今ならまだしっかりと覚えることができます。
一度、社会に出たら学生に戻ることはかなり難しいものです。
働き出してからやっぱり勉強をしたいと思った時期がありましたが、
学費の面でも自分で何とかできるほど収入もなく
日々の生活でいっぱいでした。
高校生の頃にもっとしっかりと勉強していたら
ちょっと違う人生だったかもしれません。
そんな後悔はできたらしない方が良いですよね。
できることをできる時にするということこそ
時間の使い方としてもこれからの人生のためにも
効率な方法だと思います。
勉強をして得することはあっても損することはありません。
方向性が決まってないなら迷わず勉強をした方が得策です。
きっと未来の自分の為への投資になりますよ。
コメント